実物よりもリアルな緊縛写真

「緊縛写集」を初日に見に行きました♪

※ 「緊縛写集」写真展の詳細はこちら

KINBAKU TODAY に記事を寄稿したので、
それが掲載されてから日記をアップしようかと思っていたのですが、
掲載を待っていたら緊縛写集が終わってしまいそうなので、
文章だけ取り急ぎこちらにアップしまぁす☆

. 【10/31 23:20 追記】
. KINBAKU TODAY に掲載されました:
. http://www.kinbakutoday.com/kinbaku-shashuu/

この素晴らしさが、海外にも伝わりますように (*^ ^*)

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10/27から11/1までの6日間、東京のギャラリー新宿座で開催されている「緊縛写集」の初日に行って参りました。
これほど大きく引き伸ばした緊縛写真を見るのは初めてです。そして、その大きさを超えるほどのクオリティの高さ!

緊縛写集は、蓬莱かすみさんが中心となって計画したプロジェクトであり、クラウドファウンディングで実現しました。現在の緊縛界を代表する3人の緊縛師(奈加あきらさん・永遠さん・蓬莱かすみさん)の緊縛を、新進気鋭の写真家であるやすいきしょうさんが撮影して、大判写真で展示されています。

平日なのでゆっくり見ることが出来ましたが、時間が経つにつれてどんどん人が増えて行きます。週末は大変な混みようになることでしょう。
私が行ったときは、ちょうど蓬莱かすみさんと永遠さんとやすいきしょうさんが在廊していました。お声をかけさせていただいたところ、とても気さくにお話して下さって感激です。写真撮影にも応じて下さいました。
このあと、奈加あきらさんも会場にいらっしゃいました。

ちなみに、ギャラリー新宿座では、飲物を注文することもできます。珈琲とケーキ、あるいはビールとおつまみをいただきながら、リラックスして鑑賞することができるのです。

緊縛師・カメラマン・そしてモデルの皆さんが、作品を前に楽しそうに会話している姿を見て、その絆の深さを感じました。さらに、その仲の良さが決して馴れ合いにはつながらないのは、さすがプロです。素晴らしい作品を作りたいというそれぞれのプロ意識が一つになった結果なのでしょう。

カメラマンのやすいきしょうさんにお話を伺ったところ、なんと! 通常、ポートレートなどではシミやシワを消したりといった加工は行うものなのですが、今回の展示作品に関しては、修正や加工は一切していないそうです。緊縛ならではの荒々しさを、修正なしで表現したかったというのがその理由です。だからすごいリアルです。太股についた畳の跡や、乳房の産毛まではっきり確認できました。よくモデルさんがOKしたなぁと思うのですが、そこはお互いの信頼関係なのでしょう。

緊縛師の蓬莱かすみさんは、今回、奈加あきらさんのモデルも務めています。縛り手として撮影に参加するのと、受け手として撮影に参加するのとでは、どのように違うのかを伺ったところ、縛り手の場合は1日に4~5回も次から次へと縛ることもあり、とにかく忙しいけれども、受け手の場合は、相手にすべてお任せしている状態になる、と仰っていました。相手にすべてを委ねるって、頭では分かっていてもなかなか出来ないのですよね…さすがです! 受け手として撮影に参加するのはこれが初めてとのことですが、初めてとは思えないほど素晴らしい表情で、苦悶と恍惚を写真で表現していました。

永遠さんにもお話を伺ったところ、自分の緊縛を写真に残すようになったのは最近のことだと仰っていました。どのように撮影したら良いか分からないことだらけだと謙遜していらっしゃいましたが、ここにあるのは、友人たちといろいろ模索しながら撮影した、とても愛おしい作品たちなのだそうです。

このような写真撮影のための緊縛の場合は、ショーと同じく人に見られることが前提ですから、やはりプライベートな場合とは異なるそうです。「こうして見ると、横顔の写真が多いよね」「後手も見せようとするとどうしても横顔になるのかもね」といった会話も耳にしました。一方で、プライベートで受け手がしっかりと顔を上げる場面はそれほど多くないかと思いますが、撮影の場合はモデルさんの顔もしっかり写すために顔を上げてもらったりします。緊縛をどのように見せたら良いか、撮影に関わる人達みんなで一緒に考えながら創りあげていく過程は、プライベートな緊縛とはまた違った魅力があります。

東京では、ここ数年で緊縛写真の展示会がとても増えて来ましたが、今回の写真展のように一人のカメラマンの目線で複数の緊縛師の縛りを撮影した展示は今までになく、さらに、クラウドファウンディングを活用したのも初めてだと思います。

寄付をした方への特典はいろいろありますが、その中に、緊縛撮影があります。私が行ったときも、寄付の特典として蓬莱かすみさんに緊縛していただいた姿をやすいきしょうさんに撮影していただいているお客様がいて、彼女のご好意で少し見学させていただきました。かすみさんが持参の竹を取り出して、縄で梁から吊るして、吊り床の準備。そして初対面の女性の希望を聞きながら、丁寧に縄をかけていきます。大判の緊縛写真をバックにした生の緊縛は、まさに別世界。彼女にとって、一生の思い出になったことでしょう。

素晴らしい写真展を見せていただいて、本当にありがとうございました。
今回の「緊縛写集」のメンバーが、次はどんな試みをするのか、楽しみにしています。
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海外のサイトにインタビューが載りました (*^ ^*)