着物が似合う緊縛モデルと言えば!

先日、憧れの緊縛モデルであるNao Nagasawaさんをインタビューさせていただきました♥
英語のサイトなのですが、こちらになります。

日本語訳はこの記事の一番最後に載せておきますね (*^ ^*)

インタビュー出来て感激です! ありがとうございます!!
なおさんほど緊縛モデルが似合う人はいないのではないかと思います☆
普段はとてもかわいらしい女性ですが、ひとたび着物でステージに立つと、
日本的な妖艶さに包まれて圧倒される存在感!

なおさんは「エロチカジャポネスク」というイベントの主催者でもあります。
エロチカジャポネスクとは、日本発のパフォーマンスを集めたショーイベント。
ダイジェスト動画はこちらです。
次回は12月。かなりのクオリティなので、どうぞお見逃しなく☆

12月まで待てない!という方には、
なおさんがモデルの1人として登場する「緊縛写集」という写真展が、
10月27日から11月1日までギャラリー新宿座で開催されます。

複数の緊縛師による緊縛をひとりのカメラマンで表現するという「「緊縛写集」」。
クラウドファウンディングは終了していますが、
写真展は是非、見に行こうと思います(^^♪
見に行ったらまた日記にアップしまぁす(・∀・)

エロチカジャポネスク」と「緊縛写集」についても語っている、
なおさんのインタビューの日本語訳はこちらです:

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Nao Nagasawa さんは、緊縛モデルであり、Erotica Japonesque イベントのオーガナイザーです。
彼女の本業は主婦。少女のように可愛らしい女性ですが、ショーで見せる苦悶と恍惚の表情は、大人にしか出せない色香に溢れています。

Yuki) プロのモデルとして緊縛に関わるようになったきっかけは何ですか?

Nao) モデルで生計を立てていないので、プロと言えるかはわからないことを前置きさせてください。出演料を頂いてDVDやショーに出るようになったきっかけは、趣味の仲間の集まりでたまたま知り合った方が30年以上前からSMのイベントなどに参加している方で、あるサロンに連れて行っていただいたときに某プロの緊縛師さんから出演のお話を頂きました。やりたいと積極的に思っていたわけではなく、全く偶然の流れでした。それが2008年頃です。その後たまに声をかけて頂いてショーやDVD等出演しておりましたが、2010年に緊縛師の有末剛さんと知り合い、2012年にパートナー関係としては初めてDX歌舞伎町劇場SM LIVE SHOWの舞台に有末剛さんの相方で立ったことで、表に出てモデルとして緊縛に関わるようになりました。

Yuki) 自分が緊縛に興味があることは、いつ頃、どのように気づいたのですか?

Nao) 5歳くらいのとき母の実家に帰省すると、母の弟が当時大学生で、男性向けの漫画雑誌をたくさん持っていました。その頃は性的描写の規制が緩くて、時代劇の中に厠に閉じ込められて緊縛凌辱されるシーンが出てきたりしていました。また、7歳まで地方に住んでいたのですが、近所の子供たちとよその納屋に入り込んでアダルトな本を見つけて読んだりしたことも、とても影響していると思います。性的な描写には様々な内容がありましたが、緊縛やSM的な内容に強く興味を持ち、子供ながらに興奮したのを覚えています。大人になったら、みんながこういう行為をするのだと思っていました。

Yuki) プライベートで縛られるのと、モデルとして縛られるのとでは、違いはありますか?

Nao) プライベートではパートナー関係の人としか受け手として緊縛はやらないので、必然的に恋愛感情が絡んできます。主従関係は持ったことがありません。行為としての緊縛には変わりありませんが、感情的なことはプライベートとショーなどのモデルでは全く変わってきます。プライベートでは愛情表現や性行為のひとつとして緊縛があります。ですから、一般的な皆様がキスをするのと同じように縛りがあり、それに対して純粋に悦びを感じる、ただそれだけの密室行為です。
モデルとして縛られるときには、更に様々な感情が湧いてきます。今現在よくモデルをやらせて頂く蓬莱かすみさんには「信頼」の感情があり、自分自身の「解放」や彼女が私にする行為に対する「受容」もあります。また、お客様やスタッフの存在があり「見られる」ことが大前提ですから、見られている「羞恥」があり、身体的な反応や声は限界まで押し殺した末にあふれてきます。

Yuki) 緊縛には、苦しいもの、エロいもの、芸術的なものなど、様々なタイプがありますが、特に好きなものはありますか?

Nao) 見て楽しむものとしてはどれも好きですし、エロいものも芸術と私は捉えております。自分が受けるものとしてでしたら、苦しい方がいいです。なぜならば、身体的に追い込まれることで考える隙がなくなり、精神的に無の状態になれるからです。

Yuki) 縛る方もすると伺っていますが、縛り手としてどのような活動をしているのでしょうか?

Nao) 今現在はしておりませんが、有末剛さんとパートナー関係にあったときには、映画「花と蛇ZERO」「緊縛絵師の甘美なる宴」、ドラマ「トクボウ」、写真集「Zero」の緊縛監修に関わり、緊縛型の考案や演出、実際の縛りを行いました。それらはメイン場面でも取り上げられております。

Yuki) 2011年から2014年まで有末剛さんのパートナーであり、現在は蓬莱かすみさんのモデルをされていますが、どのようなご関係なのかお伺いしても差し支えないですか?

Nao) 去年までのパートナーであった有末剛さんにつきましては、モデルをする前の2011年初めからプライベートでも恋愛関係にありました。現在は全く関わりがございません。
蓬莱かすみさんとは2008年に彼女のサイト「和とみやびの緊縛館」を拝見して興味を持ち、東京にいらっしゃるときに会いに行ったのが最初です。その時に人生で3回目に縛って頂きました。その後間が空いて、2013年夏にプライベートの撮影モデルをさせて頂き、DVDの自主制作をするということで(和とみやびの緊縛館DVD1巻)モデルのご依頼を頂いて、以来今に至るまで度々モデルをやらせて頂いております。海外遠征(今年5月から6月)にも同行させて頂きました。お手伝いを頼まれれば最優先でお引き受けさせて頂いております。関係・・・かけがえのない存在の良き友人です。

Yuki) なおさんはエロチカジャポネスクのイベントのオーガナイザーでもありますが、エロチカジャポネスクとは何ですか? どのようにしてそのオーガナイザーになったのですか?

Nao) エロチカジャポネスクとは、日本発信であり独自に進化したパフォーマンスを集めたショーイベントです。「和的色艶」という意味で「エロチカジャポネスク」という名称を使っております。ハイクオリティであることを重要視しており、色艶を上品かつ芸術的に見せることにこだわり、出演者は初代世界チャンピオンのポールダンサーや著名なバレエダンサー、日本では第一人者である鞭パフォーマー・フラフープパフォーマー・緊縛、和太鼓や三味線の和楽器奏者や獅子舞などの伝統芸能、演出も様々な形の「和」を表現しています。短いパフォーマンス(それぞれ10~20分程度)を、テンポよく展開するオムニバス形式の進行であることも特徴のひとつです。更に物販コーナーには緊縛絵や書籍など、個性的な作品をそろえております。
エロチカジャポネスクのオーガナイザーになったきっかけは、2012年にcafeATLANTIS(後にエロチカジャポネスクの会場となります)で行われたイベントに、当時パートナーであった有末剛さんと参加したおりにcafeATLANTIS店長からお声掛け頂きました。当初は緊縛ショー出演の話でしたが変更になり、定期で続けられるイベントを新たに立ち上げて欲しいとの依頼になったので、和に特化したフェティッシュイベントがないことから「エロチカジャポネスク」という名称で和的色艶パフォーマンスを集めたショーイベントの企画を作りました。現在主力メンバーになっているゼンタイダンサーは20年以上前からの私の友人ですが、無理を言ってゼンタイを着て踊って欲しいと頼んだり、その友人の世界チャンピオンのポールダンサーを紹介していただいたり、他のアートイベントで見かけた和太鼓や三味線奏者に出演依頼したり、友人知人に紹介して頂いて出演者を揃えました。
発足から企画運営は私一人でやってきております。パートナーであった有末剛さんの名前をイベント名の冠にしておりましたが、実質出演のみの関わりでしたので、去年末パートナー解消に伴い外しました。

Yuki) 「緊縛写集」という、複数の緊縛師による緊縛をひとりのカメラマンで表現する写真展プロジェクトにも携わっていると伺いました。どんなプロジェクトなのか、なおさんはどのようにして関わるようになったのか、教えていただけますか?

Nao) 緊縛写集プロジェクトは蓬莱かすみさんが中心になり、現在の緊縛界を代表する奈加あきらさんと女流緊縛師の永遠さん、この3人の緊縛を新進気鋭の写真家やすいきしょう氏が撮影し大判写真展示をする、という写真展の計画をクラウドファウンディングで実現するべく進行中です。一人のカメラマンの目線で複数の緊縛師の縛りを撮影した展示は今までになく、また緊縛を知って間もないカメラマンであるが故の新鮮かつ斬新な切り口の作品が期待されます。写真展の会期は10月27日から11月1日、会場は新宿座です。お蔭様でクラウドファウンディングは目標額60万円を大きく上回る100万円を突破し、ご支援者様へのリターンのお品である写真集や動画を増やすことになりました。
私に関しましては、蓬莱かすみさんのモデルの一人として参加しているのみですが、告知宣伝など、できる限りのご協力をしております。

Yuki) 受け手の立場から、縛り手に対してリクエストやアドバイスはありますか?

Nao) 普通の人間関係と同じと考えればよいと思います。コミュニケーションが大切だと思います。パートナー関係では主従がある人もいらっしゃいますが、縛りの練習の場においては受け手も縛り手も対等であり、受け手に身体的負担を与える分のケアは必要かと思います。また、縛りが一般的になってきた昨今ではカジュアルに楽しむ方もいらっしゃいますが、受け手のことを理解した上での縛りですから、決まったお相手と楽しむことが基本かと考えます。くれぐれも受け手(特に女性)を物扱いすることのないようにしていただきたいと思います。「うちの縛り教室にくる女性はレベルが高い」などと、受け手の容姿をウリに縛り手を集めているところがあったり、縛りで怪我をさせたときに自己保身しか考えない人を見受けることがございますが、受け手は生身の人間であることを常に心において精進して頂きたいと思います。

Yuki) 緊縛されたいと思っている人に対して、何かアドバイスはございますか?

Nao) 緊縛が一般化しているので、「縛れる」人が増えています。けれども、マッサージ屋にも差があるように、縛りの技術も人間性も様々です。縛る人をよくよく見極めてから縛られてください。緊縛というのは、想像以上にハマることがあります。何か起こったときには泣き寝入りしないように。それはプロで活躍している縛り手に対してでも同じです。

Yuki) 海外で緊縛に興味を持っている人が増えていますが、それについてどう思いますか?

Nao) 緊縛だけでなく、日本文化にも興味を持ってくださる方も多いので、嬉しいことと思っております。

Yuki) あなたにとって緊縛とは何ですか?

Nao) 身体的に追い込まれることで何も考えられなくなり、無の状態になります。身体が普段と違う形にされることで、縄を解かれたときに開放感と達成感を感じます。そして、それらの一連の流れを、縛り手または観客が美しいと感じて、私が発する感情に同調してくれます。私にとりまして緊縛とは、自己解放のツールであり、自分の存在を確認する手段なのです。
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なおさん、快くインタビューに応じて下さって、本当にありがとうございました m(_ _)m

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