櫻井ゆきです、こんにちは。
先日、KINBAKU TODAY というサイトから
英語でインタビューを受けました (≧∇≦)
その記事はこちらから見れます♥
いきなり「お清め」に関する質問とかもされて、
いろいろ考えさせられましたが、
緊縛は日本の誇るべき文化だと思います!
その技術はもちろん、精神面においても。
私にインタビューして下さったSinさんによると、
これから数年間で、欧米において緊縛が
急速に広まるだろうとのことでした。
緊縛は、表面的な技術だけではなく
人間同士のコミュニケーションが大切なのだと
海外の人に伝わるといいのですが。
私自身は縄に関して何のスキルもないけれど、
少しでもその手助けが出来ますように。
記事の日本語訳を載せておきますね☆
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櫻井ゆきは日本で緊縛に関する電子書籍の執筆やモデルを行なっています。彼女の著書は、SMの世界を従者としての視点から描いています。セックスに苦手意識があったことから、精神を解放してくれるものを求めて緊縛の世界に入り、その実体験を短編小説に書いています。
Sin: ゆきさん、あなたが最初に緊縛やSMを体験したのはいつですか?
Yuki: 数年前です。自分を満たしてくれるものを求めてパーティーに行った時に、緊縛やSMについて話を聞きました。その後、SM系のコミュに参加して、そこで縛りをやる人と出会ったのがきっかけです。
Sin: 日本のお清めという習慣は、SMと関係があるのですか?
Yuki: 最終的に自分が清められたと感じるためにSMをするという従者さんはいると思います。私もそうなのかも知れません。自分自身を無にして浄化するために、従者としてコントロールされて服従することが必要なのだという話はよく聞きます。日本の従者さんの多くは、私も含めて、魂の清めを求めて緊縛を受けるということがあると思います。
Sin: 日本において緊縛は昔から、ベッドの中で一般的に行われていたのですか?
Yuki: 日本でも、緊縛をするカップルが一般的だとは思いません。世間一般において緊縛はあくまでも特殊な性癖の1つに過ぎず、実行している人は多くありません。かなり手間がかかるためかと思います。ベッドの中ではもっと簡単で便利な方法を好む人のほうが一般的です。しかしながら、数百年前の春画に緊縛の場面が描かれていますので、歴史は長いと思いますが、それが一般的だったかどうかは良く分かりません。
Sin: 緊縛されている時はどんな気分ですか。
Yuki: 実を言うと、全身を緊縛されるのは苦手です。不安になるのです。私はまだ相手を信頼しきっていないのかも知れません。それでも、上半身だけ縛られたりするのはとても気持ち良く感じます。その時はあらゆる責任から解放されて、自由になったような気がします。いつか、この不安感を克服して、より大きな解放感を味わうことが出来たらと思います。
Sin: あなたがSMをテーマに書き始めたのはいつですか。
Yuki: SM系のSNSに参加し始めた数年前です。日記は子供の頃からずっと書いていましたので、SNSに日記を投稿するのは私にとって自然なことでした。そして2012年の10月に Amazon Kindle が日本に上陸したときに電子書籍を出版する方法を学び、それまで書き散らしていたものを本の形式にまとめることを始めました。
Sin: あなたに、書こうという気を起こさせるものは何ですか?
Yuki: 私はただ書きたいだけです。書くことに集中していると、気持ちが整理されるのです。私にとって瞑想のようなものかも知れません。口頭で伝えられることには限界があります。絵を書くことによって自分を表現する人もいますし、音楽で自分を表現する人もいますが、私にとっては、書くことが自分を表現して自己を解放するのに最良の方法なのです。
Sin: 縄会で縛り手さんに至らない点があった場合、その場の雰囲気を壊さずにそれを伝えるにはどうしていますか?
Yuki: 正直言って、なかなか出来ません。周りに人がいる時は特に。日本人は大勢の前でものをはっきり言うのを避ける傾向がありますし、さらに、M女は何か不備があった場合は自分のせいだと思いがちですから。でも、縛り手さんに伝えるべきだということは分かっています。そこで、セッションが始まる前に、自分が初心者だということを伝えるようにしています。そうすれば、どうしても無理だと感じた時にそれを伝えやすくなりますから。でもこれでは根本的な解決になっていませんし、初心者であろうとなかろうと、コミュニケーションはしっかりとるべきです。それは私の今後の課題です。
Sin: つまりあなたは、いざという時に中止してもらいやすいように、自分が初心者だと(今後もっと経験を積んでからも)言うということですか?
Yuki: そうですね、私は、中止してもらう言い訳として自分が初心者だと言うのでしょう。もっと経験を積んで、思ったことをためらわず伝えることが出来るようになれればと思います。その場の雰囲気を壊さずにそれをするのは難しいかも知れませんが、それによって建設的な話し合いが行われるかも知れません。
ただ、もしそれが縄会のようなものであれば、その時に縛り手さんに伝えるかと思いますが、それがプライベートな緊縛だった場合は、相手にすべてを委ねたいという気持ちがあります。強制されると萌えるという性癖がありますので。
Sin: 日本において、緊縛を受ける従者に怪我や事故が多いと思いますか?
Yuki: 恥ずかしながら怪我や事故はありますし、これまで、緊縛を受ける従者はそれを受け入れることを強制されて来た面があると思います。実際にそういうことがあったという話も聞いています。けれども最近になって、そのような風潮は変わりつつあり、緊縛を受ける従者は怪我をさせられた場合には何があったのかをちゃんと言うようにと奨励されつつあります。もちろん、怪我や事故が起こる前にそれを防ぐのが一番です。
Sin: 緊縛には2つの異なる面があると思いますか? 片方は、捕縛や責め縄などのように、懲罰や拷問を目的としたもの。もう片方は、春画やエロティシズムや官能的な、快楽を与えるためのもの。
Yuki: 緊縛に2つの面があることには同意します。ご存じの通り、私達はほとんどが後者(快楽)を楽しんでいます。ただ、苦痛を快楽と感じることもありますので、両者を区別するのは難しいこともあります。
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