KDP セレクトとは要するに、Amazon Kindle による独占販売契約です。
KDP セレクトに本を登録している期間中は、
その内容の9割以上を他のサイト(自身のウェブサイトやブログなどを含む)で公開したり、
PDFファイルを含むデジタル版の配布や販売をすることはできません。
(同じ内容でも、紙書籍版は出版していても大丈夫です)。
ブログ等で公開しているのにこっそり KDP セレクトに登録したとしても、
見つかれば KDP セレクトを解除されますし、KDP 担当者の心証が大変悪くなります。
1回うっかり間違えたくらいでは注意されるだけで済みますが、
悪質な場合はアカウントを削除されることもあり得ます。
★KDP セレクトに登録する利点★
● ロイヤリティ(印税率)が 70% になる(通常は35%)。
● 無料キャンペーンを3ヶ月ごとに最長5日まで設定できる。
● Kindle Unlimited (KU) および Kindle オーナー ライブラリー (KOL) にも追加され、利用者が読んだページ数に基づいた分配金を受け取ることができる。
無料キャンペーンとは、文字通り無料(0円)で販売するキャンペーンのことです。
有効に活用して、新しい読者を獲得しましょう!
Kindle Unlimited (KU) とは、読み放題サービスのことです。
Kindle オーナー ライブラリー (KOL) とは、Amazon プライム会員が Kindle 本を毎月1冊、無料で読めるサービスのことです。
実は KU も KOL も、無料で読んでもらったページ数に基づいて KDP セレクトグローバル基金の分配金が支払われます。
具体的にいくらになるのかは、世界中で Kindle 本がその月に何ページ無料で読まれたかによりますが、平均すると1ページあたり約0.5円になっています。
KDP セレクトは出版している書籍ごとに登録し、90日ごとに自動更新されます。
解除したい場合は、更新のタイミングで KDP セレクトの登録を取り消すことができます。
★KDP セレクトに登録する方法★
通常は出版時に「KDP セレクトに本を登録する」を選択するのですが、
出版後でも以下の手順で KDP セレクトに登録することができます:
1)「本棚」にアクセスします。
2)本の横にある「アクション」メニューの下の省略記号 (…) ボタンをクリックして、「KDP セレクト情報」を選択します。
3)「KDP セレクトに登録」を選択します。
4)既に登録済みの場合は、現在の登録期間の開始日と終了日が表示されます。
5)「KDP セレクトへの登録の管理」をクリックすると、自動更新するかどうかを選択できます(何もしなければチェックが入っていますので、自動更新を取り消したい場合はこのチェックを外してください)。
以上、KDP セレクトについてでした。