原稿と表紙が準備できたら、いよいよ出版申請です!
ただファイルをアップロードすればいい訳ではなく、
タイトルや著者名や内容紹介文などの入力事項や、
判断に迷うような選択項目が多いです。
スムーズに作業を進めるために、
入力する内容を事前に準備しておきましょう。
後から変更はできますが、
最初から正しい内容を登録したいものです。
それでは、出版申請していきましょう!
まずはKDP公式サイトからサインイン。
「本棚」で「タイトルの新規作成」の「電子書籍または有料マンガ」をクリックしてください。
ただファイルをアップロードすればいい訳ではなく、
タイトルや著者名や内容紹介文などの入力事項や、
判断に迷うような選択項目が多いです。
スムーズに作業を進めるために、
事前に入力内容を準備しておきましょう。
「Kindle 本の詳細」
「Kindle 本のコンテンツ」
「Kindle 本の価格設定」
の順に入力していきます。
まずは「Kindle 本の詳細」タブから。
「言語」は「日本語」を選択します。
タイトルを、日本語とカタカナと英語(ローマ字)で入力します。
サブタイトルやレーベルは、あれば入力しますがなくても構いません。
その書籍がシリーズの中の 1 冊である場合、
シリーズ名を入力します。
同様に、何巻がある場合は巻数を入力します。
著者名を、日本語とカタカナと英語(ローマ字)で入力します。
著者が複数いたり、イラストレーターや翻訳者などのお名前を載せたい場合は、
「著者等」で選択して入力します。
内容紹介は、4000文字までです(なかなか4000文字も書けませんが)。
適宜改行すると、読みやすくなります。
ここで入力した内容が Kindle ストアの詳細ページに表示されますので、
「この本を読んでみたい」と思わせるような内容になるように工夫をしましょう。
目次やあらすじなどを書くと効果的です。
次に出てくる「パブリックドメインの作品」とは、著作権が消失した作品のことです。
今回出版するのはオリジナル作品だと思いますので、「私は著作権者であり…」を選択してください。
次に、書籍の内容に合ったキーワードを7つ入力して、カテゴリーを2つ設定します。
キーワードは必須項目ではありませんが、必ず入力しましょう。
まだ見ぬ読者に、あなたの本を見つけてもらいやすくなります。
「年齢と学年の範囲」で「はい」を選択すると、
アダルトカテゴリーに分類されます。
R-18の内容だと思ったら「はい」を選択してください。
ここで「いいえ」を選択しても、
KDP担当者の判断でアダルトカテゴリーに分類されることがあります。
「絵本・児童書の年齢範囲」と「米国での学年範囲」は、
特に何も選択しなくて大丈夫です。
本の発売日を設定したい場合は、
「Kindle 本を予約注文用に設定します。」を選択して配信日を設定します。
特にこだわりがなければ、「本の発売準備ができました」を選択しましょう。
「保存して続行」をクリックして、「Kindle 本のコンテンツ」タブに移動します。
デジタル著作権管理 (DRM) で「はい」を選択し、
横書きか縦書きかを選択したら、
「電子書籍の原稿をアップロード」をクリックして原稿ファイルをアップロードします。
ちなみに、他の項目はすべて後から変更できますが、DRM 設定だけは出版後に変更することができません。
DRMとは、要するにコピー防止機能ですので、基本的には適用したほうが安心です。
続いて、「参照」をクリックして表紙ファイルをアップロードします。
原稿と表紙をアップロードしたら、
どのように表示されるかを
オンライン プレビューアーで確認してみましょう。
ISBNと出版社名と主コードの入力はオプションです。
ISBNは紙書籍には必須ですが電子書籍には不要です。
主コードとは、出版社によって作成される主要コードですが、これも特に必要ありません。
せっかくなので、出版社名は入力してみましょう。
個人出版ですから出版社なんてないケースがほとんどかと思いますが、
実在する団体名でなくても、お好きな名前を入力して大丈夫です。
(むしろ、実在する団体名を勝手に入力しないでくださいね)
「保存して続行」をクリックして、「Kindle 本の価格設定」タブに移動します。
KDP セレクトは、登録したほうが得です。
なぜなら、印税70%を選択できるのと、Kindle Unlimited の対象になるからです。
ただし、Amazon Kindle 以外で同じ内容を公開している場合、KDP セレクトは登録できません。
KDP セレクトについて詳しくは、こちらの記事を参照してください。
次に本の出版地域を選択します。
「すべての地域」を選択すれば、Amazon が全世界であなたの本を販売してくれます!
いよいよ価格設定です。
ロイヤリティ(印税)35% または 70% を選択して、
販売価格を入力しましょう。
印税 35% と 70% があるなら当然 70% を選びたいところですが、
それには KDP セレクトに登録している必要がありますので、
同じ内容を他で公開している場合、印税は 35% になります。
また、印税 70% の場合、書籍容量1MBにつき1円の配信手数料がかかります。
販売価格は国ごとに設定できますが、
面倒であれば米ドルの価格だけ設定すれば、
それ以外の国の現地通貨に自動的に変換されます。
日本での販売価格は、きちんと設定しておきましょう。
「主なマーケットプレイス」のドロップダウンリストから
Amazon.co.jp を選択して、
希望小売価格を入力してください。
販売サイトにはこの希望小売価格(消費税込みの値段)が表示されます。
「MatchBook」とは、その書籍の印刷版も購入した方が、
その Kindle 版を $2.99 以下で購入できるオプションです。
電子書籍しか販売していない場合は関係ありません。
「本のレンタル」は、KDP セレクトを選択すると自動的に選択されます。
最後に「Kindle 本を出版」をクリックすると、Amazon 側の審査に入ります。
「72 時間かかることがあります」とありますが、
日本語の本の場合、コンテンツガイドラインを遵守していれば、
48時間以内に本が出版されて審査完了のメールが届きます。
早ければ数時間で出版されることもあります。
アダルトな内容が含まれている場合は審査に時間がかかりますが、
問題がなければほとんどの場合は24時間以内に出版されます。
審査が完了した本は、
「本棚」でステータスが「販売中」になり、
ASIN も表示されます。
「ASIN」とは10桁の英数字からなる、Amazon の商品識別コードです。
以下のURLの ********** の部分に入力すると、
その書籍の販売ページになります。
https://www.amazon.co.jp/dp/**********/
おめでとうございます!
これであなたの本が出版されました。