ほんの数年前まで、画像編集といえば
何万円もするソフトを使いこなせるプロにしか出来ないものでしたが、
今は無料の画像編集ソフトも多いですし、
思い切って表紙デザインだけ外注するのもいいかと思います。
電子書籍の表紙ファイルを作成するときの注意点をまとめましたのでご参照ください:
・縦 2,560 ピクセル、横 1,600 ピクセル
・50 MB 未満
・ファイル形式は .jpg(.jpeg)
・タイトル文字を大きめに
それでは、細かく見て参りましょう。
【サイズ】
Amazon Kindle の規格によると、
電子書籍の表紙画像の理想的な寸法は 2,560 x 1,600 ピクセルです。
縦と横の寸法比が 1.6:1、いわゆる「黄金比」になっています。
ピッタリ 2,560 x 1,600 ピクセルである必要はありませんが、
これくらいのサイズが視認性もよく、ファイルも重すぎなくてちょうど良いということかと思います。
ちなみに、出版可能な表紙の最小サイズは 1,000 x 625 ピクセル、最大サイズは 10,000 x 10,000 ピクセルです。
また、50 MB 以上はアップロード出来ませんので、50 MB未満にしてください。ただ、2560 × 1600ピクセルのJPEGファイルであれば、せいぜい数MB程度かと思います。
【ファイル形式】
Amazon Kindle では現在、次の 2 種類のファイルを表紙画像として使用できます。
JPEG (.JPEG/.JPG)
TIFF (.TIF/.TIFF)
ただし、TIFF はファイルサイズが大きくなりますので、JPEG で作るのが一般的です。
また、画質の劣化を避けるために、アップロードする画像の圧縮率は最小限に留めてください。
【デザイン上の注意点】
表紙には書籍のタイトルと著者名を記載する訳ですが、
文字を大き目にすることを心がけてください。
紙書籍が本屋に展示されているのと、
電子書籍がスマホ画面でズラズラ表示されているのとでは、
見え方がまったく違います。
アイコンにように小さなサイズで表紙が表示されても、
分かるようなデザインにする必要があります。
また、表紙画像の背景が白や薄い色だった場合、
販売サイトの白い背景との区別がつかなくなる場合があります。
そこで、背景が白い表紙の場合は、境界を明確にするために
3~4 ピクセル程度の薄いグレーの枠線を追加することが推奨されています。
おもな注意点は以上です。
あとはお好きな写真やイメージ画像を使って、自由に作成してくださいね♪